カテゴリー: 生命保険塾長経験談

生命保険【多くの人が知らない大切なこと⑤】

 

 登場人物紹介や 生命保険【多くの人が知らない大切なこと②】をご参照ください

:今回は「LAST LOVE LETTER」シリーズの5話目です。

 

生命保険に入る時に一番大切なこと

【ファミリー編Ⅱ】

 

既契約者からご紹介頂いたHさま

 

Hさまはご契約者のYさまからのご紹介でした。同じ職場(地方公務員)の同僚で、第2子が生まれたとの事でした。平日の日中にその方のご自宅を訪ねると「職場で男性が育児休暇をとった初めての人になった」と自慢げに話されていました。ライフプランニングを実施し必要保障額を計算しました。奥さまは同じ職場の地方公務員、収入もHさまと同額でした。ご自宅は1軒家にお住まいで住宅ローン はHさまお一人で組んでいらっしゃいました。当時はHさまに万一があっても遺族年金は奥さまが受給できましたが、奥さまに万一があってもHさまは遺族年金を受け取れませんでした。①住宅ローンはHさま一人で組んでいる②遺族年金はHさまは受取れない③お二人とも同額の年収の3つを考慮しHさまの保険金額より奥さまの保険金額を高くしてご契約頂きました。

 

 

ご契約から5年位年経った頃

 

ご紹介者のYさまから1本の電話がありました。「ご無沙汰しております。Hさんの事何か聞いていますか?海水浴事故でお亡くなりになりました。そのことがヤフーニュースにも出てますので見てみてください」びっくりして電話を切って直ぐにヤフーニュースを見ました。休日を利用して三重県の白浜海水浴場にご家族で行かれたそうです。お子さんの浮き輪が流されて「取ってくる」といって取りに行ったきり帰ってこなくて、奥さまが心配して助けを求め、地元の漁業組合の人達が協力してくれ捜索したところ水深5メートル位下に沈んでいた所を発見されたとの記事がありました。

 

生命保険金支払いの手続き

 

生命保険金の支払いのお手続きにHさまのご自宅を訪ねました。小学5年生のお兄ちゃんと奥さまが玄関に出迎えてくれました。Hさまのご自宅に向かう途中、Hさまと一緒に実施したライフプランニングやHさまの笑顔を思い出していました。「もう少し保険金を多くしておけば良かったな。でも必要保障額を計算して生命保険のご契約を頂いているので大丈夫かな」そんなことを考えながらご自宅に向かっていました。玄関からダイニングキッチンに通されテーブルに座りました。リビングから声が聞こえたので何気に振り返って目にした光景に身体が氷つきました。

奥さまのご両親がいらっしゃったのですが、その足元に生後6ケ月位の双子の赤ちゃんが寝ていたのです。一瞬で「保険金が足りない。マズい」と察知しました。僕の心を読んだように小学5年生の男の子が近づいてきて「おじちゃん、生命保険会社の人でしょ?家ね、お父さん死んで貧乏になっちゃったんだよ」と言いました。何も言えませんでした。「ほら、邪魔だからあっち行ってなさい」奥さまが男の子にそう伝えその子はその場を去っていきました。保険金請求書にサインを頂いている間、どうしていいか分かりませんでした。「あなたがちゃんとアフターフォローしてくれなかったから、大変なことになっちゃったじゃない」そうお叱りを受けることを覚悟しました。奥さまのご両親はどう感じているのだろう。いろいろな事を頭巡らせていました。

一通り書類を書き終わった奥さまが重い口を開きました。「多少でも保険金が出ると助かります。ありがとうございます。」と。

その言葉が返って心に重くのしかかりました。むしろ文句を言われ会社にクレームの電話を入れられる方が自分の気持ちを納めることができたかもしれない。逆にお礼を言われるとは・・。なんとも言えない気持ちになりました。

Hさまには毎年、年賀状・バースデーカード・情報誌(春・秋)を郵送し「ご家族の状況等、何か変化あっただご連絡ください」とメモしていました。「営業と思われたくない。着かず離れずの距離感を保っていたい。それが自分の理想とするアフターフォローだ」と勝手に思い込んでいました。守っていたのはお客さまではなく自分自身のプライドだったり承認欲求だったことに気づきました。

帰る際、奥さまとお兄ちゃんが玄関まで見送りにきてくれました。男の子が「家ね貧乏になったんだよ」再度、そう言っていきました。

この経験を通してご家族や生活環境の変化がないか確かめるために、4回の郵送に加え年1回電話でご連絡するようになりました。

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