前回のお生命保険【死亡保障の必要額と加入すべき生命保険】や登場人物紹介をご参考ください
:塾長この前の続きなんだけど投資について教えて。
:わかりました。そもそも、ター坊さんはなぜ投資をしようと思ったのですか?
:今、ゆうちょ銀行で定期貯金しているんだけどなかなか増えなくて。
:今は定期貯金の金利が低いですからね。
:塾長、そもそも金利ってなあに?
:金利とはお金のレンタル料のことですよ
:お金のレンタル料かぁ。
:銀行は皆さんからお金を預かってそのお金に対し利息という名前のレンタル料を支払ってますよね。そしてその皆さんから集めたお金を住宅購入する人や企業に貸してお金のレンタル料をもらうことで銀行の利益となって銀行がが成り立っている。ってことですね。
:そうなんだ。だから銀行員の人は預金してください。って頼んでいるんだね。
:でもさ、そのレンタル料って誰が決めているの?
:短期(1年以内)のレンタル料(金利)は無担保コールレートといって日銀が決めていますよ。
:日銀って偉いんだね。
:そうですね。銀行の先生みたいな感じですからね。銀行間でのお金の貸し借りのレンタル料はこのくらいが良いんじゃないでしょうか。って目安を出してあげているということですね。その目安金利に基づいて住宅ローン等の短期間の金利を各銀行が決めている。ということですね。
:銀行間でもお金の貸し借りをするんだね。
:こー助さんが動物銀行に預けたお金をコンビニで下ろしたりするでしょ?
:そっか。違う銀行だもんね。でもさ、金利ってどうなったら上がるの?
:いろいろな要因はありますが、いくつかある要因の一つに景気がありますね。つまり景気が良くなったら上がります。景気を良くするために金利を上げる場合もありますので、卵が先か鶏が先かみたいなところはありますけどね。
:なんで景気が良くなると金利が上がるの?
:例えば景気が良くなって会社のボーナスが多く出ると念願だったマイカーを購入したりしますよね?車を買う人が増えて、自動車メーカーは量産体制に入ったり、工場を増設したり。その増設資金を銀行で借りますよね。自動車メーカーだけじゃなく、マイホームの購入で住宅ローンをする人が増えたり。いろいろな所からお金を貸してほしい人が増えてくると、レンタル料を上げても借りてくれますからね。レンタルビデオ屋さんの新着ビデオと同じですね。借りたい人が多いとレンタル料が高くても借りますからね。
:なるほど。今はあまり景気が良くないから定期預金の金利も低いんだね。
:ター坊さん、72の法則って聞いたことありますか?
:何それ?
:預けたお金が2倍になる年数ですよ。かつて1990年銀行預金金利が約6%の時があったのですが、その時だと、72÷6=12年。つまり、そのときに100万円預けたら12年で200万円になっていたということですね。
:それは凄いね。
:因みに今だとゆうちょ銀行の金利が0.002%だから、72÷0.002=36000年ですね。
:そんな先、地球があるかどうかすら分からない・・。
:だから増えないんだね。
:友達が株式投資し始めた。って言ってたよ。
:株ってなあに?
:そうですね。長くなってしまったので、株については次回にしましょう。