カテゴリー: 住宅ローン

住宅ローン【頭金の目安は?】

 登場人物紹介住宅ローン【繰上返済とは?】をご参考ください

結論

たー坊理想としては物件価格の1割〜2割が目安という話はよく耳にするんだけどどうなの?

:結論からいうと、いくらでもいいですね。

たー坊:じゅ、塾長、答えになってないよー。だって住宅ローンの返済額を減らすには頭金をできるだけ多く入れた方がいいかな。って思うんだけど、預貯金を全額、頭金に入れちゃうのも不安もあるし。
ブー太郎そっか。頭金を多く入れて手元にお金がないと、自動車を買うお金だったり、子供を学校に行かせてあげるお金がなくなっちゃうもんね。

:そうですね。車を買うお金やお子さんを学校に通わせてあげるお金が無いと、自動車ローンや教育ローンをしなくてはいけなくなってしまい、住宅ローンの金利とどっちが良いの?ってことになりますからね。結局は住宅ローン金利のほうが安くなるので自動車ローンをしたり教育ローンをするくらいなら頭金を減らして自動車の購入費や教育費に当てたほうが良いですからね。本当はライフプランニングをするのがベストですね。ただ、ライフプランニングをしても最終的には手元にいくらのお金がないと不安を感じるか?といういことにはなりますけどね。

ブー太郎:どゆこと?

:ぶー太郎さんは預貯金がいくらないと不安を感じますか?

ブー太郎:何かあったときの為に50万円はないと不安かな。

たー坊僕は生活費の3ヶ月分の約100万円はないと不安だな。

こうすけ:俺なんて10万もあれば充分だよ。

:みなさん、バラバラですね^^。住宅ローン【繰上返済とは?】時に話しましたが、ある程度手元に預貯金を残して繰上返済で調整できますので、「いくらでもいいですね」って言ったのですよ。

たー坊:もっと詳しく教えてよ。

住宅ローンの比較

:では、3000万円(諸経費除く)の家を購入した場合を例に①3000万円35年金利1%全期間固定の場合(手元に500万円の預貯金残)と②2500万円35年金利1%全期間固定の場合(頭金500万円投入)した場合で比べてみます。

3000万円の場合-A 2500万円の場合-B
返   済   額 84,685円 70,517円
元    金 59,685円※ 49,738円※
利    息 25,000円※ 20,833円※
支払利息総額 5,567,804円 4,639,780円

※元金と利息については初月分の金額です。月を追う毎に元金が増え利息が減っていきます。

たー坊:塾長、これを見るとやっぱり頭金は多く入れて住宅ローンを少なくしたほうがいいんだね。支払利息総額で見ると5,567,804円-4,639,780円=928,024円も違ってくるね。

:確かにこれだけを見るとそうですね。ただ、Aの場合は手元に500万円ありますからね。住宅ローンを返済し始めて3ヶ月めに手元にある500万円の内300万円を繰上返済すると下記のようになります。

3000万円の場合-A 繰上返済後
返   済   額 84,685円
元    金 59,685円※
利    息 25,000円※
支払利息総額 5,567,804円 4,409,722円

※元金と利息については初月分の金額です。月を追う毎に元金が増え利息が減っていきます。


ブー太郎:塾長、2500万円借入れしたときは支払利息総額が4,639,780円なのに、3000万円借入して3ヶ月後に300万円繰上返済すると支払利息総額が4,409,722円って逆に少なくなるの?

:はい。そうですね。繰上返済することで借入期間が50ヶ月短縮されますので、2700万円を31年で借入したときの支払利息総額の4,411,888円に近くなりますね。

たー坊:なるほど。だから「結論からいうと、いくらでもいいですね」って言ってたんだ。

こうすけ:っていうことはさ、手元にいっぱい残しておいて繰上返済で返していった方が得ってこと?

:支払利息総額の数字だけを見ると、こー助さんの言う通りですが、毎月の負担が大きくなりますからね。上記例でいうと、84,685円−70,517円=14,168円の負担の違いがありますよ。

ブー太郎:そっかぁ。支払利息総額だけで判断はできないんだね。

まとめ

:頭金の目安は物件価格の1割〜2割と言われていますが、

①ライフプランニングをして今後、どのくらいのお金が必要か把握

②上記に基づき、毎月の負担をいくらにすべきかを検討

③最終的には手元にいくら残しておかないと不安を感じるか

①〜③を踏まえた上で自分にあった頭金の額を決めるのがベストだと思います。

ただ、住宅購入の場合、諸費用が必要となってきます。諸費用とは税金や手数料、火災保険料や修繕積立基金などです。購入物件がマンション・建売住宅や中古住宅・注文住宅によってそれぞれ異なりますが、物件価格の3〜12%が必要となります。この諸費用は住宅ローンには含まれませんのでこの諸費用に関しては自己資金で準備しましょう。勿論、借入することもできますが、住宅ローン金利よりも高くなりますのでご注意ください。


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ソニー生命時代約3000世帯以上のご家庭のライフプランニングを実施。その後、営業所長、海外(フィリピン)赴任、本社教育部を経験。海外赴任時に現地の人達と触れ合う中で、お金がなくても常に幸せを感じ“今”を生きているフィリピン人と、ある程度お金があってもいつか幸せになりたいと“未来”に不安を感じ“今”を生きていない日本人の違いに衝撃を受ける。自分が自分らしく生きるために“今”何をすべきか。日本各地をキャンピングトレーラーで周りながら、お金の小学校移動教室分校の講師(NomadFP)として活躍中。

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