朝晩、寒くなりましたね。年々、インフルエンザの菌が強力になっていっているみたいで、今後どうなっていくのだろうかと不安になります。効くか効かないかは別として、予防注射をしてきました。でも基本は「手洗い」と「うがい」みたいです。何事も日々の積み重ねなんですね。

さて、今回は〜人生の分岐点〜「転職」について、つぶやいてみたいと思います。終身雇用の時代は終わったとはいえ、「転職」は男の人にとって、更にそのご家族にとって人生を左右する一大イベントの一つなのではないのでしょうか。前回もお話しましたが、僕も転職者の一人です。全く違う業種に変わっただけじゃなく、給与所得者から、事業所得者(ソニー生命保険鰍フライフプランナーはソニー生命の社員ですが、給与形態は事業所得という変わった形態をとっております)への転職でしたので、独立するような感じでした。2人目の子供が産まれた直後の30歳になった秋でした。もちろん簡単に決められるものではなく、転職を決心するのに1年という月日が必要でした。スポーツジムに通っても全然減らなかった体重が、転職するかどうか悩んで10キロ落ちる程でした。転職を決心した次の日には、前職を続ける事を決心したり・・。「辞める」と言ったり「辞めるのを止める」と言ったり・・。心の葛藤がありました。今回はその時の事を話してみたいと思います。
学校を卒業して、自分自身何がやりたいのかも解らず、ただ何となく企業に就職しました。就職はしたものの定年までその会社でやっていく自信もなく、「税理士の資格を取ろう」と会社が終わった後、専門学校に通い始めました。そんな生活を続けて5年位経過したある日、1本の電話が僕の人生を大きく変えることになりました。ソニー生命保険からのお誘いの電話でした。自分が生命保険の営業をするなんて考えられる筈もなく、丁重にお断りしようと思いましたが、いろいろ話をしていくうちに、直感的に「やってみたい」と思うようになりました。自分の価値観の中でとても価値の高い仕事だと感じた(詳しくは座右の銘〜「人生思い通り」〜を見てください)からでした。とはいえ、転職するにあたり支払うべき代償もかなり大きなものでした。それまでは給与所得でしたので、毎月決まった給料をもらっていました。住んでいた所も会社の社宅でしたので、駐車場込みで1万円でした。しかし、転職すると、家賃は全額自分で負担し、給与という形ではなく、事業所得という形でもらうため、交通費等も自分で出して確定申告していくという事でした。つまり、ご契約を頂けないと、自分の生活は勿論、お客さんの所に行く交通費も出ないという厳しいものでした。
「自分の価値観の中でやってみたいと思う仕事を取るべきなのか」、それとも「2児の父親として家族の生活を安定させるために、そのまま安定した生活を送るべきなのか。」とても悩みました。自分に自信があればともかく、何の自信もないだけに、悩みに悩みました。周りのいろいろな人に相談しました。殆ど多くの人が転職には反対でした。勿論、僕のことを考えてくれ、「君は一人じゃない。守るべき家族というものがあるだろ。何で今更、生命保険の営業なんてしなきゃいけないんだ。」という意見でした。因みに父親は国家公務員でした。「自分を犠牲にしても家族の為に我慢して働くんだ。」という人でしたので、転職を考えているという事を伝えると、次の日に母親と上京して「馬鹿なことを言うな。お前には家族がいる。2〜3年考えてからでも遅くないだろ」と説得されました。
「勿論、家族を支える為に働く事はとても重要な事だ。でも、それだけでいいのだろうか。そもそも働くとは何だろう。この世に生を受け、働くという事に多くの時間を費やしている。生きがいや、やりがい。働くことを通し、自分が成長し、更に周りの人の役に立つ実感がなければ働く価値など果たしてあるのだろうか・・・。」と悩み、なかなか答えは見つかりませんでした。
そんなある日、子供を連れて近所の動物園に行きました。ゴリラ、キリン、しま馬、ゾウ・・・。いくつかの動物を見て気づいたことがありました。全部の動物が、ただのんびりと生きているだけでした。「何でだろう・・。」と思ったときある答えが見つかりました。彼らは、自分で餌を見つけなくても飼育係に与えられ、更に敵に襲われる心配も無いのです。キリンの首が長い必要もなく、ゾウの鼻が長い必要もない。だから皆同じでいいのです。その時、「おやっ」と思いました。「それって、今の自分と同じじゃないか・・。敵に襲われない、餌をもらえる環境にいることもとても重要だけど、もっと重要なことがあるのではないか・・。」と気づきました。「一度、家族を連れてジャングルに出てみよう!餌は自分で探して敵から家族を守ってみよう!」。転職を決心した瞬間でした。「ただ、自分にはその能力が無いかもしれない。その時はその事を自覚し、頭を下げて何処かの動物園に拾ってもらおう。35歳までだったら何とかなるかもしれない。その時は、自分がジャングルで生きていく能力がないと実感しているだろうから、今よりももっと会社勤めが苦にならないだろう。」そう思いました。
一度しかない人生、仮に失敗して「あの時、止めておけばよかった」と後悔するか、思ったことをやらないで「あの時、やっておけばよかった」と後悔するか。自分はどちらが後悔するのだろう・・。
僕は後者が後悔するであろうと判断し、転職しました。30歳の秋でした。そして、9年という月日が経ちました。多くの人に出会い、多くの人に教えられ、更に多くの人に助けられ支えられて今現在があります。「世の中は厳しいけど決して冷たくはない。」それが、この9年間で感じたことでした。これから更に多くの人に会い、更に自分自身が成長し、できることなら更に多くの人に「ありがとう」と言っていただけるように日々努力し成長し続けたいと思っております。仕事を通してやりがいと生きがいを見つけることができました。転職はドラマだと思います。今のお仕事を続けられる方も、新しいお仕事に就こうと思われる方も、どちらが正解というのはなく、実はどちらも正解なような気がします。どの道に進まれたとしても、より豊かな人生を送られることをお祈り申し上げます。
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